十年にわたる精訳の末に成書刊行となります。
フロイトによって「無意識」が発見された19世紀末。
諸派が理論・技法面で「精神分析」を発見していった20世紀。
そして21世紀、「精神分析的なスタンス」そのものを再発見する本書が生まれます。
―心理療法の学び方の根本を、
1.クライエントとのあいだで、
2.スーパーヴィジョンのなかで、
3.読み書きするなかで、という三つの角度から見つめ直し、誰しもに開かれた「精神分析的な生き方」を唱えます。――著者は世界的に注目される分析家で、長く待たれた名著日本語版が、十年にわたる精訳の末に成書刊行となります。