健康保険の基で歯科診療に従事している者にとっての必読書。
わが国が世界に誇る「国民皆保険」、その中における
歯科保険制度の構築と普及に尽力された著者が、
中医協委員時代から今日に至る歯科の歴史的諸問題の所在と
解決のヒントを著した「渾身の書」。
目次
■ なぜ医科・歯科間に大きな経済格差が生まれたのか
■ 初再診料を医科と同額にする戦略は不利
■ 補綴物維持管理料の成り立ち
■ 歯周疾患治療の体系の見直しと評価
■ 金銀パラジウム合金随時改定への歩み
■ 「かかりつけ歯科医初再診料」提案の発火点と終焉 そして現在に残る禍根
■ 保険外併用療養費制度について