若者が始めた愛と闘いの宅老所。
『私』が支える覚悟がほんとの「小規模」。
『一人』のために何でもするのがほんとの「多機能」。
まっすぐぶつかる若い世代の介護論。
弱冠28歳で介護施設・宅老所いろ葉を鹿児島市で起業した著者が、5年間の実践をまとめた。
要介護度の平均が4.5という深い認知症のお年寄りたちは、
見当識が混乱し、それが問題行動として表れている。
著者やスタッフ(いろ葉レンジャー)たちは、そのお年寄りの気持ちに寄り添い、
お年寄りがふつうの生活を取り戻すべく日々の介護を積み重ねてゆく。