夏の空気を満たすようなセミの大合唱を、絵本の中でお楽しみください。
あつい…ここはどこだろう?
真夏の太陽の下、目を覚ましたボク。
焼けるような道の上から、ひんやりした土の上にうつされたボクは、思い出した。
このひんやりした土の中で、ボクは何年も過ごしていたんだ。
今年の夏、急に外に出たくなったボクは、生まれ変わって、飛んでは歌い、歌っては飛んだ。
あーっ!だいじな約束を忘れてた…!
セミたちの大合唱は、みじかい夏を生ききるいのちのうた。
セミたちの「なつのうた」が、青い空に響きます。