山の木はどうやって、わたしたちの元まで届くのだろう?
鬱蒼とした山中には70年前に植えられた木々。道を作って、木を切って、運んで、運んで、また運ぶ。
市場に並べて、セリ落とされて、製材してから、加工され最後はきれいな机が完成します。
キッチンミノルが5年の歳月をかけて取材し、
普段見ることのできない山の作業に密着した迫力のある写真とあたたかみのある文章で、
70年前に植えられた木が形を変えて、新しい机になるまでを追っかけます。
林業の人、運搬する人、市場の人、材木店の人、家具工房の人などたくさんの人が登場し、繋がっていきます。
今も昔も、この先も、山とわたしたちの生活が、木だけでなく
空気や水という見えないところでも繋がっていることに想いを馳せる一冊。
私たちの生活は、たくさん木に囲まれています。
木の机を使っていたり、木のおもちゃで遊んだり、紙もすべて木からできています。
とても身近な木のおもしろい世界をぜひお楽しみください。
親子で楽しめる詳しい解説付き!
TEXAS BookSellers しごと絵本シリーズ『ひこうきがとぶまえに』に続く第二弾です。