書かれているのはありふれた「小さなストーリー」であり、私自身にとって「かけがえのないもの」。
元朝日新聞記者の牧内昇平、牧内麻衣が立ち上げた物書きユニット「ウネリウネラ」。
首都圏から福島に移り住み、自由な表現を求めてブログサイトで
細々と文章を発表する傍ら版元を立ち上げたふたりが、
日々の暮らしや子どものこと、幼い日の思い出などを綴った、十篇のエッセイと詩。
ささやかな物語のところどころに、絵本や俳句、映画などの作品世界が交錯する。
―装画はウネリウネラの3人のこどもたち(刊行時9歳、6歳、4歳)が手がけた。